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 大和市太極拳協会

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太極拳の種類

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伝統拳
 太極拳は長年の伝承を経て多くの流派が生まれたが、現代に普及しているのは、陳式太極拳、楊式太極拳、呉式太極拳、孫式太極拳、武式太極拳の五大流派である。これらの太極拳は、風格、姿勢に違いはあっても基本的な套路構成はよく似ている。それは陳式太極拳以外の太極拳が全て、陳式太極拳から生まれたからである。

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制定拳・規定拳
 伝統拳は套路が長く、覚えるのが大変なためになかなか普及しなかった。そこで中国では、太極拳を普及促進するために、制定拳が作られた。例えば24式太極拳、48式太極拳、32式太極剣などである。
また後に太極拳を競技として行うために、規定拳(規定套路)が作られた。 例えば様々な伝統拳を取り入れた総合太極拳、個々の伝統拳の規定套路などである。

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陳式太極拳・・・太極拳の源流
 最も早く生まれ、他の太極拳の母体になったのがこの陳式太極拳。河南省温県の陳家溝で、陳氏一族によって明代の末頃に創始された。一族の間で脈々と密かに伝えられてきたが、近代になって一族の名人陳発科(1887〜1957)が北京に出て、普及に努めたため、その強さが天下に認められ、世に広まり始めた。特徴は纏絲勁が明確で、発勁、震脚の動作がある。現代では套路も整理されて、老架一路、老架二路(炮捶)、新架などがある。

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楊式太極拳・・・最も普及した優美な太極拳、24式太極拳の原型
 五大流派のうちで最も愛好者が多いのが楊式太極拳。楊露禅(1799〜1871)は陳家溝で働いていたが、その素質から特別に秘伝である陳式太極拳を学び、十数年の修行の末、太極拳を初めて世に出すと共に、楊式太極拳を創始した。その子息である楊健侯、楊班侯の代までは、発勁を含んだ陳式太極拳に近い型であったが、孫の楊澄甫(1883〜1936)は太極拳をより学び易くするために、動作を大きく伸びやかにして、大架式に改めたため、大変に普及した。特徴は伸びやかで、動作は穏やかであり、剛柔を含み、独特の風格を自然に表現することができる。現在ではその子息の楊振鋒、澄甫の高弟の傳鐘文が有名である。

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呉式太極拳・・・独特な姿勢で柔を主とした太極拳
 楊露禅の次男楊班侯は武禹襄から陳式太極拳小架式を学び、楊式太極拳小架式を作った。楊班侯の弟子の全祐(1834〜1902)は息子の呉鑑泉(1870〜1942)と共に、楊露禅から大架式を学び、楊班侯から小架式を学んで、長年研究して呉式太極拳を創始した。呉鑑泉は上海の武術学校で教えたため広く普及した。呉式は露禅の大架式と班侯の小架式の特徴を持ち、柔を主とした太極拳であるが、姿勢や気の運用に独特のものがある。

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孫式太極拳・・・形意拳、八卦掌、太極拳の三派からなる太極拳
 形意拳、八卦掌の名手であった孫禄堂(1861〜1932)は、武式太極拳の第三代伝承者のカク為真から武式太極拳を伝授され、長年の研究を経て、形意拳、八卦掌の要素を太極拳に取り入れ、孫式太極拳を創始した。特徴は、技法の全てに形意拳の理論が取り入れられ、独特の開合手を行う。

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武式太極拳・・・陳式太極拳から生まれた小架式の太極拳
 河北省永年県の武禹襄(1812〜1880)は、同郷の楊露禅から陳式太極拳を学び、陳式太極拳小架式の創始者である陳青萍から新架式、小架式を学んで、武式太極拳を創始した。特徴は技法の全てが小架で手を出した時も、つま先を越えることはない。また独特の呼吸法を行う。

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