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 大和市太極拳協会

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健康体操としての太極拳

 ここでは太極拳の健康体操としての側面について述べます。
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 現在大和市でも最も広く練習されている簡化24式太極拳は、伝統的な太極拳の健康増振効果を万人に広めるために、中国政府が第2次大戦後に制定したものです(参考)。健康体操としての太極拳には、足腰が強くなる、肩こりがとれる、血行が良くなるなどの効能がありそうです。中国の公園では早朝に健康体操として太極拳をしている人をたくさん見かけることができます。こことかここによれば、中国では太極拳、錬功十八法、中国ラジオ体操を中国三大国民体操としているそうです。

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 気功と太極拳の関係が深いとする人もたくさんいます。太極拳で肩こりがとれる理由は気功で説明できるのかもしれません。気功では身体の気の流れをよくす るために、呼吸と組み合わせて緩やかな運動を用いる方法があり、これを導引術と呼びます。太極拳の動作は導引術が要求する動作に近いようですから、気功と 意識せずに太極拳を練習していたとしても、結果的には導引術の効果ももたらされて身体の気の巡りが良くなるものと思ってよいでしょう。

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 練功十八法は上海の整形外科医師である荘元明老師が考案した体操で、太極拳の準備運動として用いられることもあります。練功には、なにもここまで、と言 うくらい雄大で調子よい音楽があって、気分を盛り上げてくれます。その音楽も聴くことができる練功十八法の動画を下に貼付けました(YouTubeより)。ただし、太極拳をやる人の中には練功愛好者も多い一方で、練功は肌に合わないという人もいるようです。呼吸のタイミングが太極拳の習慣と合いにくいのかもしれませんね。

※これらのビデオは大和市太極拳協会で作成したものでも、著作権があるものでもありません。

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 「太極拳の街」宣言をしている福島県喜多方市は、高齢者の介護予防に太極拳を取り入れた太極拳ゆったり体操を 考案して普及活動をしています。この体操は、太極拳そのものをすぐに始めることができない方でも、座ったままから徐々に筋力をつけていけるように、立って 行う体操だけでなく座ったままでもできる体操も考えられています。この体操は胸部の開合動作や骨盤の運動によって、骨盤や背骨に付随する筋力をほぐしなが ら徐々に強化していきます。

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 太極拳の話からは少し脱線となりますが、NHKと郵政省簡易保険局が1999年に作成した、新しいテレビ体操「みんなの体操」 というものがあります。誰もが小学生のときから知っている「ラジオ体操」は戦前の1928年からあるものですが、イチ、ニイ、サーンと反動をつけて身体を 伸展させる動作や跳躍などの動作が含まれており、夏休みの小学生には良くてもあまり中高年に向いているものとは言えませんでした(整形外科の先生も)。そこで体操の「ユニバーサルデザイン」という考え方のもと、年齢・性別・障害の有無を問わず、すべての人々が楽しく安心してできる体操として考案されたのが「みんなの体操」です。ごく少しですがこの「みんなの体操」にも太極拳のイメージが使われています。

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 以上で述べたように太極拳は、太極拳そのものとしても、太極拳を参考にしたさらに高齢者に優しい体操としても、健康増進のために広く親しまれています。

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